あんなに我慢したのに元彼が憎い!そんな彼にありがとうと思えるまで
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※この記事は塩対応な彼と付き合って別れるまでの話です。本記事はその最終話です。
前回の記事で、
ずるずる付き合っていた関係に終止符を打つことができました。
別れた直後はクリスマス前ということもあり、ものすごく未練タラタラでしたが、3週間ほどで立ち直ります。
冷静に考えてみると私を傷つけた彼が許せなくなってきて長い間憎むことになります。
[1]クリスマスソングが私を追い詰める
彼とようやく別れたもののクリスマス2週間前だった。
「こんな時期に別れるなんてとことんツイてないな・・」と自分を惨めに思った。
ひとりになると涙が出てくる。
- もらったプレゼント
- 一緒に行った場所
- 出会ったばかりの頃
彼との思い出がひりひりした。
それに
- 街に出ると嫌でもクリスマスソングが流れてくるし、
- SNSもテレビもクリスマスで浮かれモード
で私をさらに追い詰めた。
今でも印象に残ってるのが当時私が勤めてた会社の忘年会の帰りのこと。
運悪く忘年会が開催されたのはイルミネーションがキレイと有名なスポットの近くだった。
店から出てひとりで歩いていると思わず「うわ・・」と言葉が出た。
イルミネーションは本当に神秘的で悲しかった。
彼とはよくイルミネーションを見に行ったから嫌でも楽しかった頃を思い出してしまう。
付き合った頃は街並みもあんなにキラキラしてるように見えたのに、今は真逆だ。
自分の状況によってこんなにも景色の見え方が違うんだなと心底感じた。
いろいろ考える。
私は明日の幸せより未来の幸せを選んだ、それでよかった。
別れてよかった。
その判断は間違っていない。
友達として戻りたいとも思わない。
だけどまだ気持ちは充分残っていたし「いつまで彼のこと引きずるんだろう。。」と未練たらたらだった。
そんな感じでクリスマスムードに追い詰められ、
彼から解放されずひたすら泣いてたと思う。
[2]彼の呪縛から解放し始める
クリスマス当日はひとりでいたくないし、かといって予定もない。
食べても味がしないであろうチキンを食べるくらいなら仕事してやろう!と残業して泣きそうになりながら徹夜までして過ごした。
そしていっきに年末前になっていた。
その頃には彼の呪縛からも解放され始めていた。
別れて3週間くらいは「会いたい、悲しい、どうしよう」とよく泣いていたのに、
「彼とは本当に別れてよかった、すぐに次の恋にいくのではなくこれからはひとりでも生きてるいけるようにしよう」と前向きになっていた。
もちろん今でも泣きたくなるんだけど以前とは違う感じがする。
お気に入りのバッグをようやく手放せてすっきりした感覚だった。
そんな風に思え始めたのは、仕事の目標があったからというのもあったし、
何より感情的にならずに「なんでうまくいかなかったのか」冷静に考えることができたからだ。
出会い~しんどい思いをしながら付き合っていた頃を思い出していた。
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出会った頃の彼は優しくて同い年の男友達よりもちょっと口数が少ない感じ、でも私にはクールで魅力的に見えた。
付き合ったばかりの頃は本当に幸せだった。
だけど2ヶ月目くらいから少しずつ彼は塩対応になり、半年記念日には完全に付き合ってるのに片思い状態になった。
そんな彼を私は
- 〇〇は感情表現が苦手だから
- 〇〇とは価値観が違うから仕方ない
と自分が我慢すればいいと思って耐えてきた。
でも今考えると彼は塩対応ではなくただの冷たい人だった。
そんな彼に私は嫌われたくないから自分の意見を伝えずにいた。
だから話し合いを避ける代わりに良い彼女であろうと、
- 女磨きも頑張ったし、
- イベントも彼が喜ぶように計画もプレゼントも完璧にしたし
- 彼を困らせないようにワガママも言わないようにした
それで二人の関係が変わると思ったからだ。
周りの友達からも「〇〇は本当に彼女として頑張ってるよね」と褒められて嬉しかった。
しかし彼はどんどん私との関係にあぐらをかくようになっていくばかりだった。
「私にだけ素を見せてくれている」と平然を装いながらも
- 「どうしてもこんなに努力してるのに変わってくれないの?」
- 「良い彼女であろうとしてるのに!」
と心のどこかで妬んでいた。
だから我慢が爆発して、、、不安を伝えるようになって、、、
喧嘩ばかりするようになった。
もう耐え切れなくなって彼に別れを告げたとき「わかった」だけで「なんで2年も付き合ってそれだけなの!?」発狂していたけど、
彼は薄々別れを感じていたのだと思う。
だけど私が振るまで特にこれといったきっかけもなかったし彼女という相手は身体の関係を持つのにも都合が良い。
だから惰性で付き合っていただけだと思う。
その証拠に関係の終わりにはほとんどホテルで会っていたし行為も愛情は感じられなかった。
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改めて考えるとこんな関係で逆によく2年以上も持ったなとも思う。
[3]あんなに我慢したのに!憎くてたまらない
何でもっと早く別れなかったんだろうと自分にも腹が立ってくる。
普通なら、
- 彼に幸せになってほしい
- 私も悪かった
って感じる人が多いと思う
「意見しなかったのはよくなかった」と反省したけどそれ以外は私が悪いと全く思えなかった。
「今までありがとう」とも思えなかった。
こんなにも私を傷つけて、、、たくさん泣かせて、、、本当にひどい男!!
後悔すればいい!!!
本当に心の底からそう思った。
もう名前すらも見たくなくてすぐにスマホから彼からの電話も消したしラインも削除した。
そんな感じで彼への憎悪はなんとしばらく長い間消えなかったと思う。
[4]憎かった彼にありがとうと思えるように
あれから3年くらい経ってラインの連絡帳を検索していると彼とのトークが出てきた。
別れてから一切連絡も取ってなかったので思わず食い入るように見てしまった。
失恋の傷跡は完全にかさぶたになって修復しているが、
やっぱり当時のラインのやりとりがリアルで思い出してチクっとする。
[3]あんなに我慢したのに!憎くてたまらないでも書いた通り別れてしばらく経ったあと私は彼が憎かった。
だけどその憎しみは「努力したのに変わってくれなかった彼への執着」だったと思う。
「こんなにも私が我慢してきたんだから〇〇も苦しい思いをすればいい!」と。
好きと憎しみは裏返しと聞いたことあるけどよく分かる気がする。
そして大人になって改めて思い返すと違う視点で物事を考えられた。
彼も勝手だったけど私も本当に本当に子どもで自己中心的だった。
私は自分が嫌いだった。
自己肯定感が低く彼に心に空いた穴を埋めてもらおうと愛情を欲しがった。
当時は「何で彼に思ったことを伝えられないんだろう?」とよく悩んでいたけど今だとはっきりわかる。
- 不満・意見を伝える
- →彼に嫌われるかも?
- →彼がいなくなる…
- →私が幸せでなくなる!!
という構図で些細なことでも意見できなかった。
自分ひとりを幸せにできず、彼ばかりに頼る私はいい女でなかったと思う。
例えば彼と私が約束した日に台風がくると予報されていた。
彼から「台風来るらしいからやめにする?」と来た日なんかは「え、私は台風でも会いたいのに!!」とぷんぷんしていた。
まじでこんなこと思ってた自分にドン引きする。
そんな私を彼は重たく感じていたと思う。
別れてからは彼のことを考えたくもなかったし話題になると愚痴しか出てこなかったけど、
- 愛されたいと自分の幸せを彼に丸投げする私
- めんどくさいと思いやりがなく自己中心的な彼
こうやって振り返るとお互い様だったなと感じた。
ようやく3年経って初めて心の底から「今までありがとう」と思えるようになった。
そんな風に思えるようになったのは別れてから「こんな思いは二度としたくない!」と彼氏がいなくても満足できるように努力してきたからだと思う。
世の中には別れたいのに別れられないと悩んでいる人がたくさんいると思う。
私もそのひとりだった。
この経験を誰かの役に立てば嬉しい。
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