情があって別れられないでも別れたい、そんな関係にようやく終止符をうてた瞬間
目次
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※この記事はドライな彼と付き合って別れるまでの話です。本記事はその第四話です。
前回の記事で、
自分から振ったくせに後悔し距離置いてました。
距離を置いてる間にだんだん冷静に物事を考えられるようになり、
「復縁したい」と彼に懇願したものの「本当に元に戻ってもいいのだろうか?」悩み始めました。
[1]だらだら付き合うこと3週間
彼と距離を置いて2週間経とうしていた。
だんだん距離を置く関係にも慣れてきた。
私から振って復縁したいと申し出ておきながらかなり自分勝手だが「本当にこのまま戻ってもいいのだろうか?」と悩むようになってきた。
そんなことを考えていると彼から電話がきた。
緊張しながら電話に出る。
- 彼:「久しぶり・・・あれから色々考えたよ・・」
- 私:「ありがとう。でどうなったの?」
- 彼:「・・・・・う~ん」
- 彼は悩んでいるようだった。
- 私:「私のこと好き?私のこと必要?」
- 彼:「うん、必要、好き。だけどこのまま戻っていいか分からない・・・」
- 彼は沈黙したままだった。
- 彼:「ごめん、電話したけどまだ分からないからまた連絡する」
と終わった。
彼も私と同じで悩んでいるようだった。
彼のことは今でも好きだ、必要だ。
だけど本当にこのまま元に戻ってしまってはダメな気がする・・
でも別れを考えると怖くて踏み出せない。
悩んでも答えが出ないままさらに1週間経って、一つの変化に気づいた。
それは付き合ってるとき私の頭の隅には常に彼がいて、連絡がないときなんかは他のことが手につかなかった。
でも今は人といるときは彼のことを忘れ、心から楽しめていること。
彼のこと考えてしまうのはひとりでいるときだった。
誰かといるときは寂しくない、会わなくても平気。
ひとりでいると彼に会いたくなる。
・・なにこれ??
・・・
あぁ、これが情か。
って感じた。
2年真剣に付き合ってきたのだから、情がわくのは当たり前だ。
でも情と分かったところで「どうしていいか分からない」しか出てこなかった。
そして分からないまま彼から連絡がきて、
お互い「好きなんだけど…」という微妙なやりとりをして終わるというやりとりを2~3回繰り返していた。
彼もきっと「好きと情」が混ざり合った状態で答えが出せないのだと思う。
まさにずるずると付き合っている状態でしんどかった。
[2]感情なしで理性だけで考えてみた
「好き」を基準にして答えを出そうとすると一生このままだろう。
だから一旦感情なしにして、
- これまでの彼とのこと
- このまま付き合い続けたら
と客観的に考えてみることにした。
すると色んなことが見えてきた。
1,彼とは不幸を乗り越えられない
このまま付き合い続けたらいつかは結婚するだろう。
彼との結婚生活は思い浮かべられる。
彼が仕事をして私が主婦をして…とそれなりの幸せな生活をしていけると思う。
だけど彼と不幸を乗り越えていける自信がなかった。
嬉しいことは分かち合えると思うが、悲しいことや大変なことに合った場合、無理だろうなと感じた。
例えば家を買った喜び、旅行の楽しさを共有している姿は想像できる。
しかし何か問題が起こったとき彼と話し合って解決しているイメージが全くできなかった。
実際今でも話し合いができず、
- 私が我慢するか、
- 彼が放棄するか、
で終わっている。
今問題解決できていないのにこれからもできるとは思えなかった。
恐らく彼はめんどうになったらまた放棄すると思う。
2,彼とは親友になれないこと
結婚して年を取るといつかはドキドキ感は消え、恋愛感情はなくなる。
これは仕方ない。
でも私はそれでもずっと仲の良い夫婦でいたい。
そうなるためには恋愛感情でなく人間同士の付き合いが必要になる。
- 「この人のここがすごい」
- 「男でなく人間として好き」
とお互い思えるならばやっていけるだろう。
実際に尊敬しあっている女友達ならば若さを失ってもずっと付き合いがやっていけると想像できる。
彼女たちとは今だけのノリや楽しさで付き合っているわけではないから。
だけど私と彼は親友みたいに何でも話せる関係ではないし、残念ながら尊敬できるところもない。
すると恐らく年を取ってきたら仮面夫婦になるかもしれないと感じた。
3,私では彼を変えられない
彼に対してこれまで連絡・誘いを全くくれないことに不満があり伝えてきた。
だけど残念ながら彼は改善しなかった。
もしかしたらいつかは変わるかもしれない?
でも変わらなかったらずっと私が我慢することになる・・
ここでよく「私なら彼を変えられるかもしれない」と考える人もいると思う。
だけどそれはありえないと思った。
なぜなら過去の恋愛経験から分かるのだが人は、
- 自分が傷ついたとき
- 大切な人を傷つけたくないとき
にしか大きく変われない。
いくら口先で「ここが嫌だった→うん、ごめんね」と承諾しても直らない。
私も自分が傷ついたときに反省し改善してきた。
恐らく彼はこのまま私といても変わらないだろう。
彼が私を傷つけたくない対象ならば少しずつ良い方向にいっていた。
だけどむしろどんどんひどくなり、私との関係はなあなあになった。
もし彼が変わるとしたら私と別れて後悔したときだと思う。
「もっとこうしておけばよかった」と。
今の私では彼を変えることはできないのだ。
4,思いやりがないこと
私はいつもさみしかった。
- 私に辛いことがあっても話を聞こうとしてくれないし、
- 彼の友達が前にいても私を紹介してくれないし、
と孤独だった。
そういう状況でも、
- 「浮気・DVする人より断然まし」
- 「優しいところもあるし会っているときは優しくしてくれる」
と思って耐えてきた。
でも今考えると
- 浮気・DVしないのは当たり前
- 優しさなんて誰でも持ち合わせているということ
に気づいた。
大切なのは表面的な優しさではなく思いやりである。
犯罪者でも優しい一面はあるだろう。
これまでを振り返ると彼の行動や態度が「私への愛情はありませんよ」と裏付けている。
- 遅刻しても平謝り
- 用がある連絡にも返信しないときもある
- 仕事で疲れてるというだけで怠そうにする
等々、私への思いやりはなかった。
愛情があるならば「私のことが好き」と行動で伝えてくれていただろう。
- 返信してくれるだろうし、
- ごめんなさい、ありがとうもきっちり言える、
- 疲れててしんどいならば事情説明して断る
と。
・・・
こうやって自分を他人のように見て考えてみると、
- 彼と不幸を乗り越えられる未来が見えない。
- 彼とは親友にはなれない
- 彼はこれからも変わらない
- 思いやりがない
とどう見ても別れたほうがいいと思った。
頭では彼と別れたほうがいいと分かってるが、
- 彼と出かけて思い出の場所
- もらったプレゼント
- スマホに残ってる大量の写真
に引きずられて決心ができない…
後は彼への情をどう断ち切るかだった。
[3]情で別れられない関係に終止符
もっと根本的に物事を考えてみることにした。
これからの人生どうなりたいのか?
・・・
私は絶対に幸せになりたい。
死ぬときに「もっとこうしておけばよかった」と後悔して死にたくない。
これから楽しい毎日を送っていくために彼氏という存在がないと幸せにはなれないのか?
いやそんなことはない。
今まで「彼氏がいる=幸せ」と固定概念を持っていたが、
ここまで彼と関係が壊れて「彼氏=幸せ」とは限らないと気付いた。
それに仕事を通して彼氏がいないけどすごく楽しそうにしている人もたくさん見てきた。
ひとりでいてもやりたいことをできているのであれば幸せだろう。
私は彼氏がいる人生が欲しいのではなく幸せな人生を送りたい。
彼がいることで私の足かせになるのならばもう捨てよう、と勇気を持てるようになってきた。
それに相変わらず誰かといるときは楽しくて、ひとりでいると彼を引きずる毎日だった。
「ひとりのときは彼にいて欲しい、だけど誰かといるときは別にいなくてもいいよ」と思っている自分に気づいた。
ようは彼に都合の良い存在でいて欲しいと思っているのだ。
そんな寂しいときにだけにいてほしい彼ならもういらない、そう感じた。
もう完全に終わりにしよう。
だから最後にラインを送った。
- お互い好きと情が入り混じっていて情のほうが大きいこと
- 好きで手放したくないと思うなら距離なんか置いてないこと
- 元に戻ってもお互いのためによくないこと
と送った。
彼からの返信はなかった。
「あぁ2年も付き合って最後は既読スルーで終わるってあっけないな」と思った。
もう完全に終わった。
・・・
そう思っていた1週間後なんと彼から電話があって、今更返事を聞かされた。
相変わらず連絡適当だなーと思いつつ電話に出た。
- 彼:「考えたんだけどやっぱりもう付き合えないと思った。○○のことは好きだけど結婚は考えられないと思ったから。」
- 私:「あ・・・うん。」
- 彼:「もしこれから付き合いが続くと同棲するじゃん?○○はいつも不満をため込んで爆発させるからその度にモメて…ってなったら考えたらギスギスしてしんどい。今はお互い実家同士だから喧嘩しても離れてるからいいけど。
だから一緒に暮らせないから結婚できない。もう付き合えない」 - 私:「うん、そうやね、わかった」
- 彼:「今までありがとう、じゃ。」
という感じで終わった。
自分の中で彼との関係は完全に終わっていたけど改めて別れを告げられ、結婚できないと言われると、
グサっときてそのまま号泣した。
季節はクリスマス前。
ここから立ち直るにはきつい季節だった・・・
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